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[NUX] Plexi Crunch|レビュー:ホットロッド系ブリティッシュを足元に、3段ゲインのハイゲイン・ディストーション

NUX Plexi Crunchは、ブリティッシュ系スタックをホットロッドしたような“押し出しの強い歪み”を狙える、MIAB系のハイゲイン・ディストーションです。アナログ回路で3段ゲインを積み、クランチの歯切れから、輪郭を残したハイゲインまで幅広くカバー。TONEとPRESENCEで中域の芯とエッジを整理できるので、リフの粒立ちやソロの抜けを現場で詰めやすいのが実戦的です。

[NUX] Plexi Crunch|ペダマニレビュー

どんなペダル?

Plexi Crunchは、いわゆる“アンプっぽい歪みを足元で作る”MIAB枠のディストーションです。方向性は明快で、太さと押し出しを確保しながら、ローを暴れさせずにリフを立てるタイプ。ディストーション単体で完結させるのはもちろん、すでに歪んでいるアンプの前段で「芯と輪郭を追加する」用途でも使いやすい設計です。

操作はMASTER、PREAMP、TONE、PRESENCEの4ノブ。PREAMPが歪みの量感、MASTERが最終レベル、TONEが音の中心を整え、PRESENCEで上の抜けを足すイメージで組み立てると迷いません。スイッチングはトゥルーバイパスなので、スポット運用もしやすい部類です。

サウンドの特徴(ブリティッシュ系の芯とエッジを両立)

このペダルの美味しいところは、歪みを深くしても“塊になりすぎない”点です。ローの迫力は出るのに、リフのアタックが見えやすく、バンド内でギターが埋もれにくい。いわゆるブリティッシュ系のミッド感が軸にありつつ、PRESENCEで高域のエッジを足せるため、モダン寄りの抜けにも寄せられます。

また、TONEとPRESENCEが別れているので、よくある「抜けを出したいからTONEを上げたら耳に痛い」事故を回避しやすいです。中域の芯はTONEで作り、抜けはPRESENCEで最後に整える。これができるだけで、同じ歪み量でも“前に出る音”に着地しやすくなります。

使い勝手・セッティングのイメージ

王道クランチ寄り

  • PREAMP:9〜11時
  • TONE:11〜13時
  • PRESENCE:10〜12時
  • MASTER:原音と同じ〜少し上

ピッキングで歪みをコントロールしたい基本形です。まずPREAMPは控えめにして、TONEで芯を作ると失敗しにくいです。

ホットロッド・スタックの基準音

  • PREAMP:12〜14時
  • TONE:12時前後
  • PRESENCE:11〜13時
  • MASTER:バンドで一歩前に出る程度

ロックの基準点。抜けが足りないときはPRESENCEを先に少し上げ、耳に痛いときはPRESENCEを戻してTONEを微調整します。

タイトなリズム・ハイゲイン

  • PREAMP:14〜16時
  • TONE:11〜12時
  • PRESENCE:12〜14時
  • MASTER:音量差が出ない範囲で調整

歪み量を上げても輪郭を残したい方向。PRESENCEを上げすぎると硬くなりやすいので、上げるのは必要最小限が安定します。

リードで伸ばす

  • PREAMP:13〜15時
  • TONE:12〜13時
  • PRESENCE:10〜12時
  • MASTER:ソロで少し持ち上げ

ソロは抜けだけでなく“太さ”が必要なので、PRESENCEを盛りすぎない方が歌いやすい音になります。足りない抜けはアンプ側のEQやブーストで補う方がまとまりやすいです。

ペダマニ的「ここが魅力」

  • ブリティッシュ系ハイゲインの芯が作りやすい
    MIABの中でも方向性がはっきりしていて、スタック系の押し出しと粘りを狙いやすいです。TONEで中域の芯を作っておけば、音量を上げなくてもバンド内で存在感を出しやすく、リフが前に出る音になります。
  • TONEとPRESENCEが分かれていて現場調整が速い
    音の中心とエッジを別々に触れるので、環境差の吸収がしやすいです。スタジオで「抜けない」ならPRESENCEを少し足す、ライブで「刺さる」ならPRESENCEを戻してTONEで芯を保つ、という切り分けができます。
  • 歪みのレンジが広く、役割を固定しやすい
    クランチ寄りからハイゲインまで扱えるため、1台で複数曲を回す運用に向いています。基準点を2つ作っておけば、つまみの移動量が少なく、現場で迷いにくいのが実務的です。

注意しておきたいポイント

  • 抜けを出そうとしてPRESENCEを上げすぎない
    PRESENCEは効きが分かりやすい反面、上げすぎると硬さや耳当たりが強くなりやすいです。まずTONEで芯を作り、最後にPRESENCEで必要な分だけ足す順番にすると、上だけ目立つ事故を避けられます。
  • ハイゲインはローの出し方で印象が決まる
    スタック系の歪みは迫力が出る一方、ローが膨らむとリフがぼやけます。太さは出したくなるところですが、まずはタイトに作って、必要な厚みはアンプ側やキャビ側で足す方がアンサンブルでは勝ちやすいです。
  • 電源は余裕のあるアダプター運用が安心
    9Vセンターマイナスで動作しますが、アダプターは容量に余裕のあるものを前提にした方が安定します。ボード電源で運用する場合も、ポートの容量・極性・ノイズ対策を先に決めておくと導入がスムーズです。

機種の仕様

メーカーNUX
製品名Plexi Crunch
エフェクトタイプディストーション
バイパス方式トゥルーバイパス
コントロールMASTER:出力レベル
TONE:中域〜高域のバランス調整
PREAMP:歪み量
PRESENCE:高域のエッジ調整
接続端子INPUT:標準フォーン(ギター入力)
OUTPUT:標準フォーン(アンプ/次段エフェクターへ)
DC IN:9V AC アダプター用ジャック
電源AC アダプター
消費電流おおよそ 20 mA(DC 9V 時)
入出力レベル/インピーダンス入力インピーダンス:1 MΩ
出力インピーダンス:10 kΩ
外形寸法・重量(目安)幅:77 mm 前後
奥行:121 mm 前後
高さ:48 mm 前後
質量:約 230 g 前後

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[NUX] Plexi Crunch

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